沖縄県知事、国連演説に向け出発 辺野古移設「国際社会に問う」

国連人権理事会への出発前に記者団の取材に応じる沖縄県の玉城デニー知事=17日午後、那覇空港

 沖縄県の玉城デニー知事は17日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設などを巡り、スイス・ジュネーブで開催中の国連人権理事会で演説するため、那覇空港を出発した。国際社会に移設反対を直接訴え、計画を推進する日米両政府の譲歩を引き出したい考え。国連での演説は、2015年9月に同理事会で演説した翁長雄志前知事以来となる。

 玉城氏は17日午後、那覇空港で取材に応じ、「非常に緊張している。対話によって解決を求めていく姿勢が間違っているのか、国際社会に問いかけたい」と述べた。

 各国代表に発信したい内容として「基地問題から垣間見える、人権や民主主義の問題を訴えたい」と語った。

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