愛犬の死で後悔しないために。普段からやっておくべき4つのこと。

後悔しないためにやるべきこと①「健康診断」

最後に愛犬の健康診断を受けたのはいつですか?体調が悪くなってからでなければ病院へ連れて行くことはない、という飼い主さんがほとんどなのではないでしょうか。

愛犬の体調が悪くなり、病院へ検査を受け、「手遅れです」「手の施しようがありません」と言われてしまったら、どうでしょうか。“もっと早く検査を受けていれば助かったかもしれないのに”と、後悔してもしきれないのではないでしょうか。

健康診断を受けなければ、初期の段階で発見することのできない病気があります。症状が悪化しなければ、飼い主さんでは気づくことのできない病気があります。

愛犬が、病気で苦しみながら亡くなるなんて、耐えられないですよね。年に一度で良いです。血液検査だけでも構いません。定期的な健康診断を受けさせてあげてください。

後悔しないためにやるべきこと②「基本的なしつけ」

基本的なしつけがされていないワンちゃんは、とても気の毒に思います。飼い主さんや家族以外の、他の人と上手く接することができず、吠える・飛びかかる・噛みつく。そんなワンちゃんは、他の人から好かれません。親が子供に「あの犬は危険だから近づいてはいけないよ」なんて、愛犬のことを言っていたら悲しいですよね。

犬社会を学んでいないワンちゃんは、他の犬と仲良く遊ぶことができません。楽しいはずの、ドッグランやドッグカフェやイベントなどへ参加することができません。お散歩も楽しめず、他の人や犬を避けるように歩かなければなりません。

終いには、一日のほとんどを家の中で過ごすことになるかもしれません。子犬の頃から、人間社会や犬社会を学ぶため、他の人や犬と接する機会をたくさん与えてあげましょう。そして、基本的なしつけをしっかり行ってあげましょう。

後悔しないためにやるべきこと③「お散歩・運動」

愛犬が高齢になると、あまりお散歩へ連れて行かなくなる、という飼い主さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。

歩くのがつらそうだから、歩くのが遅くて時間がかかってしまうから、愛犬の老いた姿を他人に見られるのが恥ずかしいから、など、理由は様々です。

私も同じでした。もともと手足が不自由だった愛犬が高齢になり、怪我をさせてはいけまいと、いつしか外をお散歩することがなくなってしまいました。

しかし、お散歩や走ることが大好きだった愛犬のことを想うと、“抱っこしてでも外をお散歩してあげれば良かったな”と、後悔しました。抱っこすることができないのであれば、犬用のカートがあります。

自力で歩くことができなくなってしまっても、外の世界へ連れ出してあげましょう。外の空気や香りを感じたり、すれ違う人や犬と挨拶を交わしたり、流れる車の様子を眺めたり、それだけでも良い刺激を与えてあげることができます。

後悔しないためにやるべきこと④「明るく楽しく過ごすこと」

愛犬の死が近づいていることがわかったとき、つらいですよね、悲しいですよね。愛犬の前で涙を流してしまうこともありますよね。

しかし、愛犬は、飼い主さんの笑顔や喜ぶ顔が大好きなんです。飼い主さんを喜ばせようと、いろんなことをしてくれたはずです。飼い主さんが笑ってくれるなら、わざとイタズラだってしてみたはずです。でも、今はもう、できないかもしれません。

もし、ほんの少ししかごはんを食べられなくなってしまっても、“食べられたね!”と、笑顔で思いっきり褒めてあげてください。

寝たきりになってしまっても、ブラッシングで毛並みを整えてあげ、“可愛いね”とか“キレイだね”と、思いっきり褒めてあげてください。

飼い主さんの笑顔が、喜ぶ顔が、何より大好きだからです。

まとめ

私は、愛犬とのお別れの後、「やれることはやった」「後悔はない」と、自分に言い聞かせてきました。それでも、どんなに時間が経っても、「本当に良かったのだろうか」と、今でも感じることがあります。

  • 健康管理に努めること
  • 人間の食べ物を与えないこと
  • 喜ぶからと、おやつを与えすぎないこと
  • お散歩や運動を十分にさせてあげること
  • 適切な環境を与えてあげること
  • 毎日にスキンシップやコミュニケーションを大切にすること
  • 十分なしつけを行うこと
  • 狂犬病の予防注射
  • ワクチンの摂取
  • フィラリア症を予防するための薬の投与
  • ノミやマダニの寄生を予するための薬の投与

挙げればキリがありませんが、基本的なことをしっかり行っていれば、後悔は少ないはずです。

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