ボーンマスvsチェルシーは今季初のスコアレスドロー。両GKの活躍目立ちゴール生まれず|プレミアリーグ

写真:チェルシーは2試合連続の無得点となった

9月17日、プレミアリーグ第5節のボーンマス vs チェルシーの試合がバイタリティ・スタジアムで行われた。

今夏、積極的な補強で注目を集めたホームのボーンマスは4節消化時点でリーグ戦勝利がなく、ホームで勝利が求められる一戦となった。ボーンマスは前節からDFマルコス・セネシからロイド・ケリー、FWアントワン・セメンヨに代えてダンゴ・ワッタラ、そしてFWジャスティン・クライファートからマーカス・タヴァーニアの3人を変更して試合に臨んだ。

一方、ここまでうまく波に乗れず、リーグ戦わずか1勝と苦しんでいるチェルシーは、MFレスリー・ウゴチュクウがリーグ初先発となった。前線には右からラヒーム・スターリング、ニコラス・ジャクソン、そして左にはチェルシーでの初ゴールが期待されるミハイロ・ムドリクという並びでスタートした。

雨足が強まる中始まったこの試合、13分にチェルシーがチャンスを迎える。左サイドでムドリクがボールを受け前線へ運ぶと、ムドリクとのパス交換からニコラス・ジャクソンがペナルティアーク付近からシュートを放つが、惜しくもポストに阻まれる。

ホームのボーンマスも18分に決定機を迎える。右サイドでフリーキックを得たボーンマスは、チェルシーの意表をつくクイックリスタートでペナルティエリアに侵入したライアン・クリスティーがクロス。ゴール前でフリーのワッタラがシュートチャンスを迎えるが、ここはGKロベルト・サンチェスの好セーブに阻まれる。

負けじと33分にチェルシーもビッグチャンスをつくる。左サイドのペナルティエリア付近でボールを持ったムドリクはゴール前のコナー・ギャラガーへパスを送る。パスを受けたギャラガーが華麗なキックフェイントからシュートを放つが、GKネトのスーパーセーブに阻まれ先制点とはならない。

両チーム決定機をつくり出すが、両キーパーの好セーブもあり、前半はこのままスコアレスで終了する。

後半開始早々の50分、チェルシーはペナルティエリア付近でフリーキックを得る。スターリングが放ったシュートは惜しくもクロスバーに阻まれるが、レヴィ・コルウィルが押し込み先制点かと思われたが、コルウィルのオフサイドとなり0ー0のまま試合再開となる。

続く65分にも、ペナルティエリア内でパスを受けたジャクソンのクロスにコルウィルがあわせるが、至近距離からのシュートをネトが再びビックセーブで防ぐ。

後半に入りチャンスをつくれていなかったボーンマスは、78分に絶好の位置からのフリーキックを得る。フィリップ・ビリングのキックは壁にはいったギャラガーに当たり惜しくも枠の右へ外れる。

両チーム決定機はあったものの、試合はこのまま終了。両GKの活躍が目立ったこの試合は、今季プレミアリーグで初のスコアレスドローとなった。ボーンマスはこれで開幕から5戦未勝利と苦しい状況が続いている。一方のチェルシーも、2試合連続で無得点となり、上位浮上のきっかけを掴めずにいる。

次節、ボーンマスはアウェーでブライトンと、チェルシーはホームでアストンヴィラと対戦する。
 

◉試合結果

ボーンマス 0-0 チェルシー

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