【韓国】HMMとGS、国内初のバイオ船舶燃料試験[運輸]

韓国海運大手HMM(旧現代商船)は15日、石油元売り大手のGSカルテックスと共同で、国内初となるバイオ船舶燃料の試験運用を開始したと発表した。

両社は、新燃料を搭載した6,400TEU(20フィート標準コンテナ換算)級の中型コンテナ船「タコマ号」を試験運航船舶に選定した。釜山港からシンガポール、ブラジルのサントスなどを通過する航路を運航し、炭素排出量やエンジン状況などの運航データを確保する計画だ。

試験運用に使用されたのは、再生燃料のバイオディーゼルと従来のバンカー油を3:7の割合で配合したバイオ燃料。他のエコ船舶燃料とは異なり、従来の船舶エンジンのまま使用できることから、代替燃料として業界の注目を集めている。

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