海転落者救助 4人に感謝状 壱岐市消防本部

感謝状を手にする(左から)斉藤さん、塩津さん、三浦さん、竹田さん=壱岐市消防本部

 長崎県壱岐市芦辺町の岸壁から転落した女性を救助したとして、市消防本部(山川康消防長)は8日、同町の漁業、斉藤順次さん(59)、同、塩津峰行さん(73)、同、三浦竜造さん(49)、会社員、竹田秀平さん(33)に感謝状を贈った。
 市消防本部によると、今年1月8日午後2時半ごろ、同町の八幡漁港岸壁を歩いていた女性(74)が誤って海に転落。雪が降る中、近くの漁船で船内清掃をしていた斉藤さんが転落の音に気付き、女性を発見。漁船に積んでいたカギ棒で女性が沈まないようして助けを呼び、駆けつけた3人と協力して消防に通報。ロープを使って船上へ救出し、適切な応急処置をして救急隊に引き継いだ。
 感謝状の贈呈式は同町の市消防本部であり、山川消防長が手渡した。斉藤さんは「4人が連携できたことで助けることができた。何より人の命が助かったことが良かった」と話した。

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