楽しく学ぶ「ちびっ子防火大会」 雲仙の園児139人が参加

真剣な表情で消火器を使って的を狙う園児たち=雲仙市小浜体育館

 雲仙市の小浜消防署管内の園児が楽しみながら防火の大切さを学ぶ「ちびっ子防火大会」が15日、小浜町の市小浜体育館であった。
 火遊びの防止や消防業務への理解を深めてもらおうと、同署が主催した。新型コロナ禍を経て4年ぶり24回目。
 市内の保育園など11施設から139人が参加した。大会では、市消防団の女性消防隊が花火などの危険性について自作の紙芝居でやさしく解説。「防止、防止、火事防止」の合言葉を園児に語りかけた。署員らによる寸劇では、アクションを交えながらライターやマッチによる火遊びをしないように呼びかけた。
 子どもたちは、煙のブースを抜け出す体験や消火器で的を狙うゲームに挑戦した。南串保育園(南串山町)の永田勝義ちゃん(5)は「楽しかった。『火事防止』の合言葉をお父さんにも伝えたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社