佐賀模型展示会 こだわり光る20年記念作品も 10月1日まで

ジオラマ風の作品なども並ぶ第20回佐賀模型展示会の会場=佐賀市立図書館

 佐賀模型愛好会ぽんコツ倶楽部(藤本健児会長)の第20回佐賀模型展示会が、佐賀市立図書館で開かれている。会員15人がそれぞれ手がけた軍艦や軍用機などの新作模型のほか、過去の展示で印象を残したメモリアル作品、小城モデラーズ倶楽部の作品など、いずれも細部のこだわりが光る約200点が並ぶ。10月1日まで。

 プラモデルのキットを組み立てるだけではなく、着色やパーツの追加・加工などで独自のこだわりを表現した。建造当初から改変を加えられた軍艦の特定の時期を再現したり、携帯電話の振動用モーターで軍用機のプロペラを回したりと、作り手の世界観に迫った。

 初参加の小城モデラーズ倶楽部(柴田洋会長)からは、木から手作りした軍艦や、紙のキットをベースにした作品が並んだ。会員外の出品もあり、朝日小6年の岡本瑞貴君=武雄市=は戦車など5点を初出品した。

 ガンダムやスターウォーズなど架空世界の作品も。藤本会長は「出品カードにこだわりも書いたので、ぜひ一緒に楽しんで」と呼び掛ける。入場無料。19、25、28日は休館。最終日は午後3時まで。土日・祝日は会員が常駐。(志垣直哉)

マスキングテープを何度も貼り替えた細かい着色で木製の甲板を表現した旧日本海軍の空母「龍驤(りゅうじょう)」

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