正宮前の長い階段もタオルを駆使して車椅子を持ち上げる 学生が高齢者や障害者らの参拝サポート

三重県の伊勢神宮で、学生らが高齢者や障害者らの参拝をサポートする取り組みが4年ぶりに再開しました

この取り組みは、地元の大学生や高校生を中心に11年前から始まったものですが、コロナ禍によりこれまで休止されていました。18日は高校生30人がボランティアとして参加し、歩行が困難な8人の参拝者をサポートしました。

高校生らは車いす1台につき4人から5人のチームを作り、参道の砂利道ではタオルを使い車いすを持ち上げて移動させました。また、最も移動が難しい正宮前の長い階段ではバランスを取りながら車いすをタオルで吊り上げ、拝殿前まで運びました。

「学生さんは力強い。特に男性の方から後ろを支えていただいて、本当にうれしい。ありがたいです」

主催した団体ではさらにボランティアの研修を重ね、活動を続けたいと話しています。

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