土手町、ホコ天でにぎわう 青森・弘前市で「カルチュアロード」

多くの来場者でにぎわう土手町の歩行者天国
県内外の12団体がよさこいを披露した「よさこい津軽」

 青森県弘前市中心街の土手町通りが飲食ブースやステージイベントでにぎわう「弘前カルチュアロード」が17日、行われた。大規模なよさこいイベントも開かれ、土手町は活気づいた。

 イベントは弘前商工会議所や土手町の商店街振興組合などが主催。下土手町から上土手町までの約1キロが歩行者天国になり、直径2メートルの巨大アップルパイの実演販売や動物愛護団体による保護犬・猫の譲渡会、輪投げなど30以上のブースが並んだ。

 弘前法人会は10億円分の札束の重さを体験するコーナーを設置。1万円札の見本が貼られた10キロの重りを持った平塚巧(たくみ)君(大成小6年)は「ずっしり重い。スイカ2個分かな」と首をかしげた。

 通りに面した蓬莱広場では、弘前高校書道部による書道パフォーマンスや地元アイドルグループ・りんご娘などのステージで盛り上がった。

 初参加の秋田県能代市のグループを加え、県内外のよさこい12団体が一堂に会したイベント「よさこい津軽」では、幼児から60代まで幅広い年代の踊り手たちが、優雅に、力強い舞を披露した。沿道を埋めた観衆が音楽に合わせ手拍子をし、演舞が終わると大きな拍手を送った。

 よさこいが大好きという工藤荷奈(はな)ちゃん(5)=黒石市=は「大きい旗と衣装がかっこよかった。早く踊れるようになりたい」と元気に話した。

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