「体が続く限り頑張る」大道芸にサーフィン…10人に1人が80歳以上 元気なお年寄り増えています!9月18日は「敬老の日」

9月18日は敬老の日です。超高齢化社会を迎える中、静岡県内でも元気なご長寿が増えています。チャレンジ精神あふれるエネルギッシュな姿から、わたしたちは多くを学ぶことができそうです。

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<川勝平太知事>
「あなたが100歳の長寿を達成されたことは誠に慶賀に堪えません」

18日午前、川勝平太静岡県知事が訪問したのは、2023年度100歳を迎える湖西市の山田あささん(99)の自宅です。

山田さんの長寿の秘訣はよく働き、よく歩くこと。現在の楽しみは、週2回のデイサービスに出かけることだそうです。

<山田あささん>
「(デイサービスには)水曜日と金曜日と2日行きます。それが何よりも楽しみです」

今年度、県内で100歳を迎える方は1465人で、2022年度に比べると139人増えています。

国内全体をみると、10人に1人が80歳以上、30%近くが65歳以上という超高齢化社会を迎えていますが、元気な高齢者も多くいます。

「大道芸人のトシちゃんです」
「みっちゃんです。若く見えるでしょう。72(歳)です」

17日、お年寄りの前で芸を披露したのは、大道芸集団「てんとうむし」のメンバーで70代の2人です。

高齢者が高齢者の介護をする「老々介護」が社会問題となって久しいですが、この会場は高齢者が高齢者を笑わせる幸せな空気に包まれていました。

<大道芸集団「てんとうむし」 みっちゃん>
「また来てねとかいわれると、また来たくなりますよ。まだまだ体が続く限り、頑張りますよ」

高齢者のチャレンジ精神は、とどまるところを知らないようです。

18日、牧之原市の静波サーフスタジアムで見事なサーフィンを披露したのは、神奈川県大和市に住む佐野誠一さん89歳です。

佐野さんが湘南の海でサーフィンを始めたのは、なんと80歳の時。現在も月2回のペースで波乗りを続けていて、2022年7月、「世界最高齢のサーファー」としてギネス世界記録に認定されました。

<佐野誠一さん(89)>
「サーフィンを始めてから、年を全然気にしなくなった」

18日はサーフボードの上で片足を上げ、T字でバランスをとる新たな技にも果敢に挑戦しました。

<サーフィンに来ていた人>
「僕なんか年齢を考えるとまだまだで、頑張らなきゃいけないなと思いますね。パワーをもらいました」

佐野さんは身体が丈夫な限り、サーフィンなど自分が楽しめることに取り組み続けたいと話しました。

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