恐竜の骨格、競売へ 10月にパリ、保存良好

競売にかけられる恐竜カンプトサウルスの骨格=12日、パリ(ロイター=共同)

 【パリ共同】約1億5千万年前(後期ジュラ紀)の恐竜カンプトサウルスの骨格が10月20日にパリで競売にかけられる。パリのオークションハウス「オテル・ドゥルオー」が18日明らかにした。この骨格は非常に保存状態が良く、修復した古生物学者の名にちなんで「バリー」と呼ばれている。予想落札価格は最高120万ユーロ(約1億9千万円)という。

 骨格は体長5メートル、高さ2.1メートル。ロイター通信によると、1990年代に米西部ワイオミング州で発見された。2000年に修復され、昨年買い取ったイタリアの研究所がさらに修復した。

 恐竜の骨格が美術品として市場に出るのはまれだという。

恐竜カンプトサウルス「バリー」の頭部の骨格=12日、パリ(ロイター=共同)

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