【盛岡・OROオータムティアラ】ミニアチュールが大差圧勝…山本政「自信を持って追い出した」

18日、盛岡競馬場で行われた12R・OROオータムティアラ(M1・3歳・牝・ダ2000m)は、山本政聡騎乗の1番人気、ミニアチュール(牝3・岩手・佐藤祐司)が快勝した。大差の2着にユウユウレラシオン(牝3・岩手・飯田弘道)、3着に2番人気のフジラプンツェル(牝3・岩手・瀬戸幸一)が入った。勝ちタイムは2:06.5(良)。

山本政聡騎手
「逃げにこだわっていたわけではなくて、他にもっと行く馬がいたら行かせてしまうつもりでした。あくまでも自分のペースで、自分の呼吸で走らせてあげたかった。前走が、出入りも多くて自分の呼吸ではないリズムになってしまいましたからね。今回は、2000mも長いですし、自分のリズムで走らせたかったです。前半はちょっと厳しい流れになったから気を遣いましたが、ポテンシャルがある馬ですからね。牝馬同士だから、あの流れからさらに外から来るような馬もいないと考えていましたし。3コーナーくらいから馬が走る気になっているのを感じたので、これなら他の馬はついてこれないだろうなという自信をもって追い出しました。金杯とかの頃からすると落ち着きが出て、レースを覚えてきたし無駄な力を出さなくなった。学習能力が高い馬ですよね。このレースで自分の1800勝を決める事もできました。これからもっと馬に教わりながら、自分の引き出しを増やしていけたらと思っています。前回はちょっと残念だったんですけども、今回はミニアチュールの強いところを見せてあげる事ができました。これからも応援よろしくお願いします」

佐藤師「この後は11月のロジータ記念」

OROオータムティアラ 口取り (C)岩手県競馬組合

佐藤祐司調教師
「不来方賞で敗れた事からここに向かうと決めたので間隔が短いローテーションを心配していました。追い切りもこの馬にしては軽めで、こういう仕上げで挑むのは転入以来初めてでしたので強いて言えば心配はそこでしたね。今回のような牝馬限定のレースは馬の力の差が如実に表れるものだと考えているものですから、相手はフジラプンツェル一頭かなと。直線はやはり2頭のたたき合いになるのかなと思って見ていましたが、4コーナーを回ったところでは勝ちパターンだなと思いました。展開も結構厳しかったと思うんですけども、それでも引き離して勝ってくれたので、改めて力がある馬だなと感じましたね。このレースを使った事でダービーグランプリへは間隔が無くなりましたし、この後は11月のロジータ記念に向かおうと考えています」

ミニアチュール 21戦10勝
(牝3・岩手・佐藤祐司)
父:ラブリーデイ
母:ローマンブリッジ
母父:ブライアンズタイム
馬主:平賀敏男
生産者:下河辺牧場

【全着順】
1着 ミニアチュール
2着 ユウユウレラシオン
3着 フジラプンツェル
4着 トーセンカタリーナ
5着 アシモトヨシ
6着 リスレツィオ
7着 コンバットアンジュ
8着 ツーエムルーイー
9着 ボルドーグリフォン
10着 トーセンジェミニ
11着 タマモコンペイトウ
12着 スノーパトロール

© 株式会社競馬のおはなし