長崎県高校新人大会 陸上・女子100メートル障害 松田(長崎日大)が県高校新V飾る

【陸上女子100メートル障害決勝】予選、決勝と県高校新を連発して2連覇を果たした松田(長崎日大、右端)=諫早市、トランスコスモススタジアム長崎

 長崎県高校新人大会は15~18日、各地で5競技が行われ、陸上女子100メートル障害で松田晏奈(長崎日大)が13秒86の県高校新Vを飾った。松田は走り幅跳び、1600メートルリレーと合わせて3冠を達成。女子ハンマー投げの竹村紗奈(長崎女)も47メートル61の県高校新で制した。
 来夏、長崎など北部九州4県で開かれるインターハイ(北部九州総体)の主役候補が各競技で躍動した。長崎で開催されるソフトボールの男子は大村工が19連覇。決勝で今夏のインターハイ覇者の島原工を6-1で下した。女子決勝は長崎商が向陽に13-0の四回コールド勝ちを収めて4年連続で優勝した。
 同じく地元で開催される弓道団体の男子は海星が2年連続7度目、女子は活水が21年ぶり2度目のV。アーチェリー個人(70.70メートル)の男子は岩永知大(大村工)が550点、女子は吉田莉優(佐世保商)が491点で制した。アーチェリーは雨の影響で最終日が中止となり、第1日の成績で順位を決めた。
 カヌー男子の林田新汰(西陵)はカヤックシングル、カヤックペアの2種目を制した。

◎向かい風の中 好記録連発

 陸上女子100メートル障害で松田(長崎日大)が予選、決勝と県高校新を連発した。自身が持っていた従来の記録は13秒91。向かい風1.3メートルの予選で13秒89をマークすると、向かい風1メートルの決勝は13秒86とさらにタイムを伸ばした。
 夏以降、ウエートトレーニングに重点的に取り組み、接地の力強さを手に入れた。「まだ9台目からは身体が浮いてしまう」と道半ばながら、練習の成果が記録に表れて自信を得た様子。「今の状態で13秒7台くらいはいけそう」と秋シーズンに飛躍を期す。
 1年生だった昨秋の栃木国体は少年女子B100メートル障害予選で全体9位。紙一重の差で入賞を逃した。10月は2連覇が懸かる九州高校新人、国体の連戦となるが「国体の方にピークを持っていけるように考えている」と全国舞台でのリベンジを目標に掲げた。

© 株式会社長崎新聞社