カージナルス・ウェインライトが通算200勝達成 7回無失点の好投

【ブリュワーズ0-1カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

42歳の大ベテラン、アダム・ウェインライト(カージナルス)が苦しみながらも目標としていたマイルストーンに到達した。今季21度目の先発登板となったウェインライトは、地区首位のブリュワーズを相手に7回4安打無失点の好投を披露。リリーフ陣が1点のリードを守り抜き、今季5勝目(11敗、防御率7.40)を手にしたウェインライトは現役5人目となる通算200勝を達成した。ブリュワーズ先発のフレディ・ペラルタは6回4安打1失点の好投も9敗目(12勝)。カージナルス3番手のライアン・ヘルズリーは12セーブ目を挙げた。

カージナルスは4回裏にウィルソン・コントレラスの20号ソロで先制。ウェインライトとバッテリーを組んだ強打の捕手の一発がこの試合のチーム唯一の得点となったが、ウェインライトが7回93球を投げて被安打4、奪三振3、与四球2、失点0の好投を見せると、2番手のジョン・キングを挟み、クローザーの剛腕ヘルズリーが4アウト・セーブで試合を締めくくった。

ウェインライトは、デビュー当初からバッテリーを組み、史上最多となる328試合で先発バッテリーを組んだ「相棒」のヤディアー・モリーナが昨季限りで引退。アメリカ代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場するなど、長いキャリアのなかで初めて大きく環境の変わるシーズンとなった。

WBC期間中に股関節を痛めて開幕から1ヶ月ほど出遅れただけでなく、7月には右肩痛で離脱。日本時間6月18日のメッツ戦で今季3勝目を挙げたあと、11先発で0勝10敗、防御率10.72という「どん底」の時期を経験したが、日本時間9月13日のオリオールズ戦で久々の白星を手にすると、2試合連続の白星で一気に通算200勝のマイルストーンに辿り着いた。

通算200勝は現役選手ではジャスティン・バーランダー、ザック・グレインキー、マックス・シャーザー、クレイトン・カーショウに続いて5人目。今季限りでの現役引退を表明している右腕のキャリアにまた1つ、新たな勲章が加わった。

なお、カージナルスのラーズ・ヌートバーは「1番・中堅」でスタメン出場し、4打数ノーヒットに終わった。今季の打率は.263、OPSは.794となっている。

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