盛岡商初V、コーヒー文化に着目 東北高校商業研究発表大会

優勝した盛岡商の(左から)石崎寛人さん、小田凛生さん、鈴木奏帆さん、吉田亜美さん

 第27回東北6県高校生徒商業研究発表大会(東北6県商業教育研究会主催)で盛岡商が初優勝した。米紙ニューヨーク・タイムズで取り上げられた盛岡市のコーヒー文化に着目して商品開発、販売した実践研究の成果が評価された。全国大会(11月21、22日、東京都江戸川区)に出場する。

 東北大会で、吉田亜美(つぐみ)さん、鈴木奏帆(かほ)さん、小田凛生(りお)さん(3年)が「Connect―コーヒー文化をつなぐ新たな価値―」と題して発表した。

 3人は、市内の喫茶店と交渉してコーヒー豆を仕入れる流れを学びながら、手作りドリップバッグの開発や販売に挑戦した様子を紹介。販路拡大にも取り組み「コーヒー文化の魅力に触れ、オリジナル商品で地域に新たな価値を生み出すことができた」と成果を訴えた。直前にチームに加わった石崎寛人さん(3年)が3人を支えた。

 東北大会は宮城県利府町で8月19日に開かれ、12校から約100人が参加した。

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