記録的暑さの岩手県内、輪禍死相次ぐ 注意力の低下が要因か

交通事故防止のため、反射材を配る盛岡西署員

 岩手県内で交通死亡事故が相次いで発生し、県警が警戒を強めている。8月の交通死亡事故は前年同期より5件多い7件。記録的な暑さで注意力が低下したことなどが要因と考えられる。9月も残暑が続き、日暮れも早まるため、関係機関は小まめな休憩や反射材の活用などを訴える。

 県警交通企画課によると、1~8月の死者数は23人。8月は死亡事故と判断した1件を含め8人で全体の3割以上を占めた。

 県警は8月、交通死亡事故多発注意報を2度発令し、高齢者宅への在宅訪問指導や街頭での啓発活動などを実施。盛岡西署は管内で反射材を配布し、活用を呼びかけた。

 

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