筆の先に似た形の「筆柿」の出荷始まる 全国シェア95% たっぷりの果汁と濃厚な甘さが特長 

筆の先に似た独特の形をした「筆柿」の出荷が、愛知県幸田町で始まりました。

筆柿は、筆の穂先に似た独特の実の形からその名前が付いたと言われていて、豊富な果汁と濃厚な甘さが特長です。幸田町と西尾市では合わせて59軒の農家が約35ヘクタールの畑で栽培していて、全国シェアの95パーセントを誇ります。このうち吉野秀子さんの畑でも収穫が始まり、色づいた筆柿を一つ一つ丁寧に収穫していました。

JAの選果場では、傷の有無や色などを確認して手作業でより分けたあと選別機で仕分けられ、大きさごとに箱詰めしていきます。今年は猛暑の影響でやや色づきに影響がありましたが、全体としては例年通り甘くておいしい筆柿が出来たということです。出荷は11月上旬まで続きおよそ420トンが出荷されます。

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