龍玄さん「堪能して」 絵画展、県立音楽堂で開幕

開場式でファンを前にあいさつする龍玄さん=19日午前10時20分、石川県立音楽堂交流ホール

 ボーカリストの龍玄とし(Toshl)さんによる絵画展「音の世界を、描く」(北國新聞社特別協力)は19日、金沢市の石川県立音楽堂交流ホールで始まった。「しあわせになるんだよ」「葉ざくら」など、自ら作詞作曲した楽曲を色彩で表現した23点が並び、来場者は龍玄さんの世界観に浸った。

 兼六園の夜桜をモチーフとした100号8枚分の「金龍」、金沢の武士道をイメージした100号6枚分の「戦龍」などの大作が披露された。落語家の林家たい平さんが描いたタペストリーや色紙も展示された。

 開場式で、龍玄さんは「絵は見てもらうことで完成する。ゆっくりと堪能してほしい」、たい平さんは「としさんの作品からは金沢を愛する気持ちが伝わってくる」とそれぞれあいさつし、村山卓金沢市長らが祝辞を述べた。24日までで、入場料は一般1800円、高校生以下800円。

 龍玄さんは24日、県立音楽堂邦楽ホールでコンサート「しあわせになるんだよ」(北國新聞社特別協力)を開く。たい平さんがゲスト出演する。昼の部が午後0時半、夕方の部が同4時半開演。全席指定で1万1千円(税込み)。

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