最高級スイートルームは“1泊110万円”から 藤井七冠「王座戦」対局が行われるホテルでお披露目

将棋の王座戦第3局の会場としても注目される「名古屋マリオットアソシアホテル」で、新たに18のスイートルームが誕生します。19日は報道陣向けに内覧会が開かれました。

名古屋マリオットアソシアホテルの48階と49階にある18の「スイートルーム」が19日にお披露目されました。元々あったスイートは15室ですが、そのデザインを一新し、今回さらに3室のスイートルームを新設しました。総工費は約10億円です。

(名古屋マリオットアソシアホテル・大本茂総支配人)
「富裕層もかなり訪日で増えているので、そういったお客様に耐えうるだけの部屋の改装と価格の改定をした」

ホテルは改装・新設工事にあたり新たな補助金制度に申請、1億円の交付決定通知を受けました。その補助金の名は「愛知県宿泊事業者高付加価値化促進事業費補助金」です。県は、宿泊施設に対して「今後3年間で業績を3パーセント伸ばすこと」。また、「従業員の給料を2パーセント伸ばすこと」を条件に募集、事業計画書を精査しました。その結果、マリオットを含め18の施設が補助金を受けることになりました。

(平野菫記者)
「木に囲まれていて温かみのある空間。木の香りもして心が落ち着きます」

このスイートルームの名は「那古野(なごや)スイート」です。ベッドサイドには名古屋市の木であるクスノキがかたどられた組子細工が。広さは83平方メートルで、通常の宿泊料金は1泊35万円から。コンセプトは「ジャパニーズモダン」です。

こちらは、ホテルの49階にある最高級スイートルームで広さは202平方メートル。通常宿泊料金は1泊110万円から。名古屋のホテルで一番広い部屋だと言います。テーマは「ヨーロピアンクラシック」。マホガニーやオークの家具調度品が配置されなんとも優雅な雰囲気です。

(名古屋マリオットアソシアホテル・大本茂総支配人)
「優雅で威厳ある空間を残しつつ、新しいものをいれて未来に継承していくことが我々の使命」

そして、こんな景色も楽しめます。

(平野菫記者)
「外を見ると名古屋城が見えます。最高の眺めですね」

こうして新たな魅力が明らかになった名古屋マリオットアソシアホテル。もう一つ気になることが…

王座戦第3局で「藤井七冠はこのホテルに宿泊するの?」広報に聞いた

(名古屋マリオットアソシアホテル営業推進部・横田友美さん)
「(Q.マリオットとえば…?)9月27日には、王座戦第3局が予定されている」

9月27日に行われる将棋の王座戦第3局の対局場所は、このホテルの中。藤井聡太七冠が史上初の八冠制覇に向け、勝てば王手をかけることに。その対局場はいったいどこなのか?

(名古屋マリオットアソシアホテル営業推進部・横田友美さん)
「(Q対局場所はどこ?)申し訳ありません。公表できないことになっておりまして…」

トップシークレットとのことです。では、もう1つ教えて欲しいことを聞きました。

(名古屋マリオットアソシアホテル営業推進部・横田友美さん)
(Q.藤井七冠もこのスイートルームに泊まる?)宿泊に関しても申し上げられません」

藤井七冠と永瀬王座の第3局に関係する情報は、言いたくても言えないことばかりのようです。ただ「王座戦効果」は現れているようで…

(名古屋マリオットアソシアホテル営業推進部・横田友美さん)
「レストランをご利用のお客様は特に注目度が高いようで、『おやつはなに?』『(勝負めしの)メニューはなに?』という問い合わせをいただくことがあります」

名古屋には他にも今後新たな高級ホテルが誕生する予定。名古屋マリオットアソシアホテルは2000年の誕生以来、ラグジュアリーホテルの先頭を走るべく、時代の流れを見ながら進化し続けます。

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