寺院で連続窃盗事件 20代の男3人を逮捕 組織的な犯行か(静岡県警)

山梨県内の寺院を狙った窃盗事件で、静岡県警はこれまでに20代の男3人を窃盗などの疑いで逮捕し、あわせて15件の事件を解決したと発表しました。

窃盗や住居侵入の疑いで逮捕・起訴されているのは、群馬県などに住む22歳から23歳の男3人です。

県警によりますと、3人は2月上旬、山梨県内の寺院や寺院の敷地内にある住宅など、あわせて14件に窓を割るなどして侵入し、現金約54万円と腕時計など18点、290万円相当を盗んだとされています。

こちらは、被害を受けた別の寺の防犯カメラ映像。午前5時すぎ、黒い服を着た3人組が侵入し、懐中電灯を照らしながら、寺の中を物色し、現金を奪っていったといいます。

逮捕された3人は、2月に小山町で車に乗っていたところを、静岡県警の警察官が職務質問したところ、車から盗まれた腕時計や現金が見つかり警察が捜査を続けていました。3人は山梨県のほか、岐阜県の寺院でも犯行に及んでいたとみられています。

一連の事件について県警は、逮捕された3人とは別に犯行の指示役がいるとみているほか、寺院を狙った窃盗事件が全国で相次いでいることから、組織的な犯行を視野に捜査を続けています。

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