洋菓子作りの腕前を競うコンテスト 高校生からプロのパティシエまで54人が出場 岡山

洋菓子作りの腕前を競うコンテストが岡山市で開かれました。

運動会で一番盛り上がるゴールテープを切る瞬間や。楽しそうな夏祭り。個性的なケーキがずらりと並びます。

高校生からプロのパティシエまで54人が出場した岡山県洋菓子コンテストです。技術の向上を目的に毎年開かれていて、年齢や使う材料などで6つの部門に分かれています。

2023年はアーモンドパウダーと砂糖を合わせて作った洋菓子「マジパン」を使ったケーキなどが審査を受けました。審査員は、線の細かさや色づかいなどを見ながら、それぞれの部門の優秀作品と最優秀の作品を選びました。

(審査員)
「自分の技術が『私はこれです』って分かるような構成で作ってきたのは評価が高かった」

最優秀に選ばれたのは倉敷市の洋菓子店「パティスリー・ピアジェ」の藤田悠貴さん(21)が作ったバタークリーム仕上げデコレーションです。

(パティスリー・ピアジェ/藤田悠貴さん)
「まだ信じられないんですけど、すごくうれしいです」

黄色やオレンジなどの明るい色が特徴的な作品で、ヒマワリやバラが幸せを表現しています。

約1週間前に作り始め、完成したのは19日の午前2時! 絵が得意だという藤田さんは、クリームなどをしぼる技術「パイピング」の繊細さなどが評価されました。

(パティスリー・ピアジェ/藤田悠貴さん)
「お菓子でもこういうふうに作れるっていうのを皆さんに知ってもらいたいですし、私自身もまだまだいろんなことに挑戦していきたいと思っています」

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