基準地価 札幌11年連続上昇 住宅地は割安な郊外求める動き、商業地はマンションの需要強く

 19日公表された今年の道の基準地価(7月1日時点)で、札幌市の住宅地と商業地の平均価格は11年連続で値上がりした。住宅ローンの低金利を追い風に住宅地は需要が堅調で、若年層を中心に割安な郊外の土地を求める動きが続いている。中心部の再開発などに伴い、商業地も富裕層などからのマンション需要が強い。札幌市以外の石狩管内でも上昇率が高く、特に千歳市は次世代半導体の製造を目指すラピダス(東京)の進出を控え、値上がりが顕著だ。

© 株式会社北海道新聞社