【ベトナム】ジェトロ、スタートアップとの商談会開催[経済]

ジェトロはベトナムのスタートアップと日本企業のビジネスマッチングイベントを開催した。写真は開会挨拶をするホーチミン事務所の松本暢之所長=19日、ホーチミン市

日本貿易振興機構(ジェトロ)は19日、ベトナム南部ホーチミン市で、南部のスタートアップ企業と日本企業のビジネスマッチングイベント「スタートアップ・コネクティングハブ」を開催した。

参加したスタートアップ企業は、◇拡張現実(AR)、仮想現実(VR)などを活用したエドテック(ITを活用した教育サービス)アカサー◇遠隔医療プラットフォームを手がけるゴートラスト◇学生向けフィンテック(ITを活用した金融サービス)のルートピア◇医療サービス分割払いのイージーゴップ◇砂電池のアルテルノ◇太陽光発電関連アプリのストライド◇農産品の電子商取引(EC)プラットフォーム「フードマップ」を展開するUFOテクノロジー・アンド・トレーディング◇養殖場管理アプリのテップバック——の8社。

各社の代表者による事業紹介はオンラインでも配信した。イベントへの参加者数は60人余りで、銀行やIT、ベンチャーキャピタルなどの日系企業が参加した。両国企業による商談枠は用意された10枠すべてが埋まった。

ジェトロ・ホーチミン事務所の松本暢之所長はNNAに対し、「ベトナムのスタートアップ企業は発想が斬新で、まずは挑戦してみようというというチャレンジングな姿勢が魅力的だ。イベントを通じて、スタートアップと日本企業の協力による社会課題の解決を支援したい」と期待を示した。

イベントは、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)などの企業によるデジタル技術を活用した連携を目的にジェトロが推進する取り組み「J—Bridge(ジェイ・ブリッジ)」の一環。

© 株式会社NNA