【マレーシア】ジェトロ、見本市に日本産食品ブース出展[食品]

日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール事務所は、マレーシアの首都クアラルンプールで22日まで開催されている国内最大規模の食品見本市「フード・アンド・ホテル・マレーシア(FHM)」に日本産食品のブースを出展している。同見本市への出展は2019年以来で、5回目となる。

ジェトロ・クアラルンプール事務所のブースには、日本企業25社の約150商品を展示。マレーシアの食品市場で需要が大きい菓子類や飲料、レトルト食品、健康食品(低糖質麺、コラーゲン飲料、グラノーラなど)、調味料(ドレッシング、ソース、つゆ、たれ、鍋スープなど)といった中間層向け商品を中心に展示している。

商品提案や試食、見本市終了後のオンライン商談などを通じて、日本の食品メーカーの販路拡大を支援する。

ジェトロ・クアラルンプール事務所によると、マレーシアでは経済成長に伴う富裕層・中間層の所得向上や健康志向の高まりを背景に、日本からの農林水産・食品輸出額は拡大しており、22年には過去最高の234億円に達した。日本産食品のさらなる市場拡大に向け、マレーシアの人口の約6割を占めるマレー系を中心とした中間層に本格的にターゲットを絞っていくことが求められているという。

同見本市は19~22日、クアラルンプール中心部の「KLCCコンベンション・センター」で開催。開催時間は午前10時~午後6時。新型コロナウイルス流行前の19年には、1,545社が出展し、60カ国・地域の約3万人が来場した。

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