穴水町教育委員会の「あなみずバイキング給食」は19日、同町向洋小で行われ、全校児童44人がマナーを守りながら好みのメニューをとりわけた。町教委によると、バイキング形式の給食は県内で初めて。児童は対面形式で久々に給食を味わい、楽しい時間を過ごした。
コロナ禍や物価高騰の影響で外食の機会が減っていることに加え、楽しい食の機会を通じて食べ物の大切さやマナーを学んでもらおうと企画された。
町内で捕獲されたイノシシ肉を使ったジビエカレーをはじめ、サラダ、コーンソテーの副菜2種類、デザート3種類、飲み物4種類が用意された。
冒頭、イノシシ肉を無償提供した食肉処理業・ジビエ食材販売「里山食品」の河島信次社長=内浦=が積極的な消費を呼び掛けた。弥長翼君(6年)は「バイキングは初めて。自分で食べたいものを選べるのは楽しい」と話した。吉村光輝町長らも味わった。穴水小、穴水中でも行われる。