FW顔負けの衝撃ヘディング弾! CL初戦でラツィオを救った守護神プロヴェデル「インモービレを研究した!」

写真:ラツィオGKプロヴェデルが、強烈ヘッドでチームを救う!

現地時間9月19日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第1節で、ラツィオとアトレティコ・マドリードが対戦。ラツィオのイタリア代表GKイーヴァン・プロヴェデルが後半アディショナルタイムに起死回生の同点ゴールを決め、試合は1-1で終了した。

日本代表MF鎌田大地が先発出場した同試合、先にスコアを動かしたのはラツィオの本拠地『スタディオ・オリンピコ』に乗り込んできたアトレティコ・マドリードだった。前半29分、U-21スペイン代表MFパブロ・バリオスがミドルシュートを放つと、鎌田が出した左足に当たってコースが変わり、ボールがゴールに吸い込まれた。

ホームでのCL初戦を落としたくないラツィオは反撃を試みるも、5バックのアトレティコ・マドリードをなかなか崩すことができない。だが、アウェイチームの勝利で終わるかと思われた後半アディショナルタイムの90+5分、劇的なドラマが待っていた。

一度左コーナーキックが防がれた後、元スペイン代表MFルイス・アルベルトがゴール前に高精度のクロスを供給。これに頭で合わせたのは、何と攻撃参加していた守護神のプロヴェデル。29歳のイタリア代表GKが決めた衝撃弾によって救われたラツィオが土壇場で試合を振り出しに戻し、1-1で勝ち点1を拾った。

イタリアのスポーツ専門誌『トゥット・スポルト』は、試合後のインタビューに応じたプロヴェデルのコメントを紹介。プロヴェデルは興奮冷めやらぬ様子で、次のように語った。

「今夜は本当に楽しんでいるよ。良いゴールだった?(笑) 僕はいつも(イタリア代表FWチーロ・)インモービレを研究しているからね! まぁ冗談だよ」

また、ゴール直後に無表情だったことを問われたプロヴェデルは「冷めていたかって? フットボールの世界では良いことも悪いことも素早くやってきて、素早く過ぎ去っていくのさ」と饒舌だった。

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