【MLB】レイズが新球場の建設合意を発表 2028年開場予定

写真:現在のレイズ本拠地トロピカーナ・フィールド

9月19日(日本時間20日)、レイズは新球場建設についてセントピーターズバーグ市、ピネラス郡と合意に至ったことを発表した。

建設予定地は現在の本拠地トロピカーナ・フィールドの敷地内で、総工費は13億ドルが見込まれている。現在の新球場案では、収容人数3万人程度となる予定で、特別なイベントなどが催される際には拡張し3万5千人を収容可能になるという。固定式の屋根と人工芝のドーム球場というのは現在のトロピカーナ・フィールドと同様だが、天候に応じて壁と窓が開閉可能となるようだ。

総工費のうちおよそ6億ドルは自治体が負担し、残る7億ドルに加えて超過分が出た場合もレイズが負担することになる。まだセントピーターズバーグ市及びピネラス郡の委員会による投票などいくつかのプロセスが残っているが、来年初頭には公的な承認が得られる見込みだ。

全てのプロセスがうまくいった場合、2024年後半には建設が開始し、2027年に完成する見込み。2028年シーズンからはレイズが新球場でプレーすることになる。

レイズは創設当初の1998年からトロピカーナ・フィールドを本拠地としてきたが、30年のリース契約が2027年いっぱいで満了する。新球場を巡ってはこれまで何度も案が出ては頓挫しており、2022年にはセントピーターズバーグ市とモントリオール市の2都市を本拠地とする計画を立てていたが、MLB理事会によって却下されていた。

他都市に移転するのか、それともセントピーターズバーグ市にとどまるのかに注目されていたが、今回の合意によって長年の問題にようやく決着がついた形だ。

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