「実験って楽しい!」 長崎大で化学まつり

実験を楽しむ参加者=長崎市、長崎大

 実験などを通じて化学の面白さを知ってもらおうと長崎県内の大学と高校の教員でつくる県理科・化学教育懇談会は16日、「化学まつり2023」を長崎市文教町の長崎大工学部で開いた。
 コロナ禍の影響で2020年は中止、21、22年は実験のキットを参加希望者に送付してオンライン開催した。対面で開くのは4年ぶり。定員を超える約700人の小中学生と保護者から申し込みがあった。
 蓄光プラスチックやスライム作りなど九つのコーナーがあり、子どもたちは同大と県立長崎工高の教員や学生、生徒から手順などを教えてもらいながら実験を楽しんだ。
 鉛筆の芯の表面で水素と酸素を反応させて電気を発生させる実験に挑戦した市立矢上小1年の岡美晴さん(6)は「電気を使ったり、光ったりして楽しかった」と話した。

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