新潟長岡市が国民健康保険料の算定でミス、244世帯分 231世帯は計478万円分を過大に賦課

 新潟県長岡市は9月19日、7月中旬に決定通知を発送した2023年度の国民健康保険料の賦課算定で誤りがあったと発表した。

 長岡市国保年金課によると、低所得世帯の国保料の軽減額を計算する際、世帯内の後期高齢者の人数について別の制度と混同し、244世帯分を誤って算定した。過大に賦課したのが231世帯で計約478万円、過小だったのが13世帯で計約38万円の誤りだった。

 国への確認で制度の解釈の誤りが分かり、全世帯を点検、算定ミスが判明した。長岡市は9月19日、対象世帯に変更通知書とおわび文書を発送した。

 市福祉保健部の水島幸枝部長は「深くおわび申し上げる。これまで以上に適正な算定事務の徹底を図り、再発防止に努める」とのコメントを出した。

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