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サッカーの第18回長崎県高校女子選手権は16、18日、雲仙市の県立百花台公園サッカー場で行われ、鎮西学院が海星との決勝を6-0で制し、初優勝から続く連覇記録を「17」に伸ばした。両校は4枠の全日本高校選手権代表権を懸けた九州大会(11月11~14日・福岡)に出場する。
鎮西学院は序盤、海星の堅い守備を崩せずに苦しんだが、徐々にサイド攻撃などからリズムをつかむと、25分にFW松尾が右サイドからのクロスを右足で合わせて先制。1分後にGKがはじいたボールをFW井手が押し込み、前半を2-0で折り返した。後半は開始直後のMF橋本の得点を皮切りにゴールラッシュ。MF折原の2ゴールなど、8分間で4得点を挙げた。
海星はGK荒木が1対1を何度も止めるなど窮地を救い、カウンターやセットプレーから好機を演出したが、決め手を欠いた。
◎サイド攻撃からリズム
17連覇を達成した鎮西学院。海星との決勝はサイド攻撃からリズムに乗り、大量6点を奪った。川原監督は「相手の守備に苦戦したが、選手同士で修正してうまく戦ってくれた」とうなずいた。
前半は得意の攻撃パターンであるDFの背後を突く攻撃が機能しなかった。ディフェンスラインを高く敷いてきた海星に苦戦。主将の井手らFW陣がスペースに走り込んで好機を広げかけたが、オフサイドの笛が鳴った。ここをMF折原のサイドからの積極的な仕掛けで打開すると、後半はMFの2列目の選手も裏へ飛び出すように修正。サイドハーフ陣が果敢に前に出て決定機をつくり、開始8分で4点を奪った。
インターハイ切符を懸けた夏の九州大会は1回戦で敗退。リベンジの冬に向けて井手は「少ないチャンスを自分がものにしてチームを引っ張りたい」と意気込んでいた。