佐賀県クレーン協会が発足 認知度向上や業界発展へ20社結束

県クレーン協会の設立総会であいさつする野中淳一会長=佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&リゾート

 県内のクレーン会社でつくる「佐賀県クレーン協会」が発足した。20社が結束し、仕事の品質や安全性の向上、認知度アップなどを通し、業界や会員企業の発展につなげていく。

 クレーン車を使った建設工事などを手がける会社が連携。現場で求められる仕事の質が高まっている中、各社のレベルや認知度を向上し、受注を確保して経営の安定を図る。時間外労働の上限規制が強化される「2024年問題」への対応も進める。

 15日に佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&リゾートで開かれた設立総会では、経営の勉強会や安全パトロール、地域貢献として清掃奉仕などを実施することを決めた。

 野中淳一会長(ナンリ社長)は「仕事の品質や安全を高め、お客さまから求められる会社や業界にしていきたい。一緒に協会を大きくしていこう」とあいさつ。豪雨災害時の支援なども行いたいと抱負を語った。(北島郁男)

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