DJI、「Matrice 30」の新ファームウェアアップデート公開。飛行の安全性が向上

今回のアップデートは、飛行の安全性の向上、カスタムオプションの追加、Pilot 2アプリのユーザーインターフェースの改善に重点を置いている。

機体ファームウェアv07.01.00.26は現在、M30シリーズ向けにダウンロード可能。同時に、リモートコントローラーのファームウェアをv02.02.04.05に、DJI Pilot 2アプリをv7.1.0.32にアップデートできる。いずれも同社Webサイトでダウンロードできる。

D-RTK 2モバイルステーションをv03.01.0000に、インテリジェントバッテリーステーションをv07.00.01.29に、インテリジェントフライトバッテリーをv02.00.20.58にアップデートすることも可能。アップデート後、DJI Pilot 2でバッテリーステーションのバージョンはv06.01.10.02と表示される。

そして最後に、DJI Assistant 2(Enterprise Series)をv2.1.10にアップデートできる。

DJIのリリースノートによると、アップデート内容は以下の通り。

  • RTHをAdvanced RTHに更新。障害物を回避する飛行経路を自動的に計画し、原点復帰プロセス中に原点まで飛行することができる
  • RTHの安全性を向上させ、ブレークポイントからの安全なタスク再開をサポートした。ユーザーは、アプリのウェイポイントルートのミッション編集ビューでガイドを表示できる
  • ジンバル角度のカスタマイズに対応
  • カスタムフライトエリア機能を追加。DJI FlightHub 2でカスタムフライトエリアを計画し、機体に配信できる
  • フライトコントローラー設定にマイドローンを探す機能を追加。機体の不時着や離陸などのシナリオにおいて、位置表示や座標共有などの情報は、ユーザーが機体を見つけるのに役立つ
  • 機体との接続が切断された際に、ダウンロードした写真やビデオをアルバムに表示する機能を追加
  • カスタムネットワークRTKの設定を複数保存できるようになった
  • DJI Pilot 2のMapで、テキスト、GEOゾーンアラート、ターゲットポイントの位置を取得するためのスキャンコードによる位置検索のサポートを追加
  • DJI Care EnterpriseにDJI Care Flyaway Coverageを追加。ユーザーは、Device Managementで航空機の離脱を報告できる
  • アンロックライセンスをオフラインでインポートする機能を追加
  • フライトルートライブラリのUIを最適化
  • オルソコレクションでフライトルートのスタートポイントの選択に対応
  • リモートコントローラーのスティックEXPを調整する機能を追加
  • EU C2認証のサポートを追加

ドローンの最後のメジャーアップデートでは、斜め撮影とリニアフライトタスクでテレインフォローのサポートが追加された。

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