CLゴールレスドロー発進のミラン、チャンス多数も指揮官は結果を悔いる「良いスタートを切ることが重要だっただけに残念」

[写真:Getty Images]

ステファノ・ピオリ監督が今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)初戦を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

今シーズンのCLでは、パリ・サンジェルマン(PSG)、ドルトムント、ニューカッスルと強豪がひしめくグループFに振り分けられたミラン。19日にはホームで行われたグループステージ第1節のニューカッスル戦に臨んだ。

試合はミランが主導権を握る展開となり、チャンスもいくつか作り出したが決定力を欠いた。結局最後までスコアは動くことなく、ゴールレスドローに終わっている。

試合後、ピオリ監督は初戦で勝ち点「3」を逃したことを悔いながらも内容を評価。ゴールまであと一歩という場面もあったポルトガル代表FWラファエル・レオンについても言及した。

「パフォーマンスに関しては非常に満足している。我々は試合を支配し、広範囲にわたってプレーした。しかし、いくつか訪れたシンプルなチャンスの場面でうまく決めきることができなかった」

「相手は強かったが、全ての面で我々の方が上だったのは間違いない。より激しく、よりクオリティも高かった。グループステージで良いスタートを切ることが重要だっただけに残念だ。我々にはクオリティがあるが、もっと強い決意が必要だ。我々は勝利に値したし、今夜はまだ改善できるということを理解して、胸を張って帰ることができる」

「彼(レオン)は全てをうまくやっていたから、ゴールを決めてくれると思ったよ…」

ミランは直近のミラノ・ダービーで1-5の大敗という屈辱を味わっていたが、ピオリ監督はそこからすぐに立ち直ったファンやチームについてもコメントした。

「ブーイングしてくれた人たちに感謝すると同時に、拍手してくれた人たちにも感謝している。チームへの声援はすごかったし、我々のファンはユニークだ」

「日曜日(ダービーの翌日)はとても難しい一日だった。非常に高いモチベーションでダービーに臨んだだけに、失望は大きかった。しかしその後、試合に向けて仕上げていく中で監督が見たいものをチームは見せてくれた」

最後に、試合中に負傷交代した元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チークやフランス代表GKマイク・メニャンの状態も明かしている。

「ロフタス=チークは疲れているように見える。メニャンは『何か違和感があったが、少しだけだった』と言っている。大したことはないと言っているし、彼のことを信頼している」

「我々はたくさんプレーしている。代表チームでもプレーした選手たちは驚異的だが、その分ケガのリスクが上がりすぎている」

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