資生堂、健康領域で新事業 カゴメ、ツムラと商品開発

東京都内で記者会見した(左から)カゴメの山口聡社長、資生堂の藤原憲太郎社長、ツムラの加藤照和社長=20日、東京都港区

 資生堂は20日、健康美容領域の事業に本格参入すると発表した。食品大手のカゴメ、漢方薬大手のツムラとそれぞれ業務提携を結び、野菜や生薬の知見を生かした飲料やサプリメントを共同開発。2024年2月に新ブランドを立ち上げて第1弾として発売する。

 新たなブランドは体の内側からの美容効果をテーマにした「SHISEIDO BEAUTY WELLNESS」。美容に関心の高い女性をメインターゲット層とし、25年以降は中国などアジア地域でも展開を予定している。10年以内に売上高で数百億円規模の事業に育てていく想定だ。

© 一般社団法人共同通信社