「酷かった」「大惨事」CL開幕節で日本人選手に厳しい評価が…20日には冨安&久保の“ダブルCLデビュー”に期待

写真:アーセナルの冨安(左)と、ソシエダの久保(右) ⓒGetty Images

現地時間9月19日、各地でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第1節が行われ、日本人選手たちが欧州最高峰の戦いに挑んだ。

フェイエノールトvsセルティックでは、日本代表FW古橋亨梧、同FW前田大然、同MF旗手怜央が先発出場。DF岩田智輝はベンチスタートとなり、67分に途中出場を果たした。フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世は負傷によりベンチ外となった。

フェイエノールトの本拠地『デ・カイプ』に乗り込んだセルティックは、前半アディショナルタイムに先制を許すと、後半にも追加点を奪われ、0-2で敗戦。2人の退場者を出すなど、良いところなく敗れた。

試合後、セルティックの地元メディア『Glasgow Live』は、日本人選手に厳しい採点をつけている。前田は「6点」と唯一の及第点だったが、旗手と古橋は「5点」、岩田は「4点」に。また、同メディアは「壁のポジショニングが酷かった」と、フェイエノールトの先制シーンでフリーキックの壁に入った古橋の立ち位置を批判した。

ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地も、厳しい評価にさらされた。アトレティコ・マドリード戦に先発した鎌田だったが、前半29分にU-21スペイン代表MFパブロ・バリオスが放ったミドルシュートを防ごうと出した左足にボールが当たり、コースが変わる形で失点に関与。アウェイチームに先制点を献上した。

イタリアメディア『calciomercato.com』は、鎌田にチーム内で下から2番目の「5点」の評価を下し、「ピッチ上で最悪の選手の一人だった。今夜はまさしく大惨事で、バリオスのシュートを後方にそらしてしまった」と糾弾した。

CL・グループステージ第1節は、20日に残りの8試合が行われる。日本人選手が所属しているクラブとしては、バイエルン(MF福井太智 ※CLメンバー外)、アーセナル(日本代表DF冨安健洋)、レアル・ソシエダ(日本代表MF久保建英)、ベンフィカ(GK小久保玲央ブライアン)が登場する。

なかでも、アーセナルの冨安とレアル・ソシエダの久保は先発出場が期待されており、イギリスメディア『football.london』の記者陣はそろって冨安のPSV戦スタメン入りを予想。スペイン紙『マルカ』も、久保が4-3-3の右ウイングでインテル戦に先発することを示唆している。冨安と久保にとって、20日の試合に出場すれば初のCL出場となる。

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