ハロウィーンに向け「観賞用パンプキン」出荷最盛期 実はナス科 真岡の園芸農家

オレンジ色に染まり出荷される「ソラナムパンプキン」=20日午前9時35分、真岡市高田

 10月末のハロウィーンを前に、季節の風物詩を気軽に楽しめる観賞用ミニパンプキンの出荷が真岡市高田の園芸農家「光菅(こうすげ)園芸」で最盛期を迎えている。

 「ソラナムパンプキン」という植物で、カボチャに似た5センチほどの実を付けるがナス科に分類される。熟すと緑からオレンジ色になる。新型コロナウイルス禍の外出自粛を受け、この時季に自宅用などとして人気を集めるという。

 20日は同園芸代表の光菅貴一(きいち)さん(73)、長男豊(ゆたか)さん(44)ら7人が鉢植え約700個の枝葉を切りそろえるなどし、トラックに積み込んだ。来月末までに約1万7千個を中部、関西、東京方面の市場へ出荷する。豊さんは「良い実の色付き。手に取って楽しんでほしい」と話した。

オレンジ色に染まり出荷される「ソラナムパンプキン」=20日午前9時10分、真岡市高田

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