全仏女王シフィオンテクが、完璧な試合運びでキャリア2度目の優勝

ブレークチャンスを与えず

62分で完勝したシフィオンテク

2月28日、WTA500「アデレード・インターナショナル」決勝が行われ、世界ランク28位のイガ・シフィオンテク(ポーランド [5])が、世界ランク18位のベリンダ・ベンチッチ(スイス[2])を6-2、6-2で下して優勝。昨年の全仏オープン以来となるキャリア2度目の優勝を果たした。

決勝でのシフィオンテクは、ウィナー22本、アンフォーストエラーが6と完璧と言っていいプレーを披露。8ゲームあったサービスゲームで、奪われたポイントはわずか6のみ。さらに相手のファーストサーブで39%もポイントを奪うなどで、両セット2ブレークずつ奪ってわずか62分で優勝を勝ちとった。

「この大会は、今年のハイライトになると思う。特に第1セットは素晴らしいプレーができてうれしい。かなり自信を持ってプレーできました。このコートでは、すごく自信を持て、かなりうまくプレーできるようです。オーストラリアで自分のベストが出せた。素晴らしい1年のスタートを切れました」と喜んだシフィオンテク。

敗れたベンチッチは「彼女のパターンがまったく読めなかった。予測不可能よ。彼女のプレーが素晴らしかった」とシフィオンテクのプレーを称えた。

シフィオンテクは、3月1日更新のランキングで15位となる。「1週間、安定したプレーができたことがうれしい。全仏の1回切りではないというのは、すごく自信になるし、選手として成長していると思う。モチベーションになるわ。目標は、いい安定感を出すこと。私はいいテニスができると信じている」とシフィオンテク。この優勝が自信につながったよう。今後の活躍がさらに楽しみである。

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