残り7戦「全部 勝ちましょう」広島カープ 末包昇大&島内颯太郎 2位争う直接対決へ 秋山翔吾は登録抹消

広島カープは、シーズン残り7試合。クライマックスシリーズに向けて、2位争いの直接対決を前にマツダスタジアムから 石田充 アナウンサーのリポートです。

石田充 アナウンサー
熱気に加えて緊張感も少し高まっているという雰囲気のマツダスタジアムです。2位・広島対3位・DeNA、その差2ゲームで20日の試合を迎えることになりました。このカード最終戦、レギュラーシーズン最後のカープ対DeNAです。いろいろ数字を見ますと、カープ残り7試合、実は自力で2位を確保するためには全勝しなければならない。きょう、仮に敗れるとDeNAの方が自力2位という可能性が出てくる大事な試合なんです。

その試合に向けてキーマンともいえる2人に話を聞いてきました。

広島カープ 島内颯太郎 投手
― 球団新記録38ホールド、おめでとうございます。
「ありがとうございます。開幕前はここまでたどり着けるとは思っていなかったので、はい、うれしいです」

― ここまで12球団トップの57試合の登板、疲れもあるんではないでしょうか?「いや、そこは休みももらいながらやっているので、今のところはないです」

― 先日までタフな7連戦でしたが、きのうはどう過ごしましたか?
「きのうは昼まで寝て、特に何もしてないですけど、からだを休めました」

― きょうは2ゲーム差の3位・DeNAとの戦いですけれども、マウンドに上がると、どんなピッチングを見せたいですか?
「あんまり気負うことなく、今までどおりのピッチングができたらいいかなと思ってます」

― きょうも入れて残り7試合です。本当にゴールも見えてきましたね。
「そうですね。もう残り7試合なので最後のラストスパートだと思って、がんばりたいです」

― ここまでホールドポイント、勝ち星を入れると40ということでタイトルも視野に入ってると思います。そこへの思いも最後にお願いします。
「もちろん、最終的に取れたらうれしいですけど、まずはチームの2位というのが大事なところだと思うので、2位になったうえでタイトルも取れたらうれしいなとは思います」

広島カープ 末包昇大 選手
― 残りレギュラーシーズン7試合となりました。気持ちはいかがですか?
「最後までしっかりと力になれるようにっていうのと、勝つしかないので、その勝ちに貢献できるようにがんばりたいなと思います」

― きょうの相手は2ゲーム差の3位・DeNAですが、気持ちは?
「もちろん、勝てば、今後の残り試合にも影響してくるので、しっかりと。相手ピッチャー・東さんですけど、勝ち切れるようにがんばりたいなと思います」

― リーグトップの勝利を挙げているピッチャーですけれども、対戦したときにいい思い出もありますよね。
「いい思い出も悪い思い出もあるので、いい思い出だけ思い出して、打席に入りたいなと思います」

― いい思い出は前回対戦のホームランだと思うんですけれども、あらためてどういった意識が実ったという感じですか?
「やっぱりいいピッチャーなので、そんなに甘いボールは多くないので、しっかりと初球から打ちにいける準備をして、どんどん、どんどん打ちに行こうと思った結果が、あえて初球からいけたのかなと思います」

― 本当に2位がチームとしても大きな目標だと思いますけれども、あらためて7試合に向けての意気込みを。
「全部、勝ちましょう。よろしくお願いします」

石田充 アナウンサー
そう、もう「全部、勝つ」―。これが1つ、合い言葉だと思います。末包選手は最近、バッティングの状態、結果としてヒットが続いているというのもあるんですが、最近、ヒットが続いていて新井監督も好調と話していた 秋山翔吾 選手の姿が実はきょう、グラウンドになかったんです。

体調不良による抹消ということになってしまいました。ただ、代わりにきょう、昇格した選手がいたんです。それが、ルーキー、背番号56をつけましたドラフト7位の右打ちの外野手・久保修 選手です。大阪観光大学初のドラフト指名選手ということで話題になりました。

この久保選手、きのうまでナゴヤ球場で2軍のゲームをやっていて、スタメン出場もあったんですが、きょうはまた戻ってきて、練習途中から合流して、こうやってスタッフや堂林選手などにあいさつしているという光景がありました。久保選手、出れば、1軍初出場となります。もう肩と脚力は1軍レベルといわれてますし、最近、バッティングの方は出場3試合、打席に立てば3割超えというのもありましたから、ぜひ久保選手にも注目していただきたいと思います。

そして、わたくし、注目しているのが、先発・大瀬良大地 投手なんです。勝ち星はもちろんですが、今シーズン、まだヒットが出ていない。これは、本人も気にしていたので、ぜひ大瀬良投手のバッティングにも注目してください。このあと6時プレイボールです。

青山高治 キャスター
末包選手の「全部、勝ちましょう」。この言葉に尽きますね。

中根夕希 キャスター
頼もしかったです。そして力強く言っていました。

青山高治 キャスター
頼もしさと力強さでいったら、やっぱり島内投手の表情が変わったと感じましたね。

コメンテーター 平尾順平 さん(ひろしまジン大学 代表理事)
そうですね。自信を感じるというか、落ち着いていました。

青山高治 キャスター
残り7試合、全部勝つということですね。

平尾順平 さん
あとは1個ずつですからね。

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