【好評】産後ママと赤ちゃんのデイサービス “湯のまち”ならではの温泉サービスも(静岡・伊東市)

デイサービスと言えば高齢者対象のイメージがありますが、静岡・伊東市では、産後まもないママや赤ちゃんを支援するデイサービスが始まり、話題になっています。そこには「湯のまち伊東」ならではのサービスも。

本格的なストレッチで体を動かしているのは、赤ちゃんを産んだばかりの若いママたち。これは、安心して子育てができる環境づくりに力を入れる伊東市が、産後間もないママと赤ちゃんの生活を応援しようと、市内の宿泊施設を使って、1日ゆったりと過ごしてもらう日帰りデイサービスです。

20日、参加したママたちは、エクササイズでリフレッシュした後、今回のためにホテルのシェフが考案した懐石料理を堪能しながら、交流を深めていました。その間、別室では市の保育士や保健師が赤ちゃんたちのお世話を。ママたちは時折、赤ちゃんの様子を見に来て、保健師のアドバイスを聞いたり。そのほかの時間は、温泉に入ったり、部屋でのんびりと思い思いに過ごしていました。

(参加者)

「こんなにゆっくりご飯を食べられる事が、いつもまったくないので、ゆっくり食べられたし、おいしいご飯だっだ」「天気が良くて海も見られたので、すごく良かった、心も体も休めた」「1年通して1年未満の子でも、こういうサービス受けられたらいい」

「(普段は)喋る相手もなかなかいないので、孤独感はある」「子育てをしているほかのお母さんの話を聞けるのが、今回参加して温泉よりもそこが一番いいと思った」

この日は小野市長が視察に訪れママたちと意見交換をしました。

(伊東市 小野 達也 市長)

「久しぶりで(抱っこして)怖いです」「きょうは実際にデイサービスを受けた保護者が、もっとこんなことができたらいいという声が聴きたくて来た、さらに充実できればと思う」

伊東市では、今年度、毎月1回ずつ同様のデイサービスを実施するほか、今後は市外から転入した人や高齢出産をむかえるママたちも対象に、伊東市ならではのサービスを行っていきたいと話しています。

© 株式会社静岡第一テレビ