シフィオンテク、芝への順応に苦戦「期待しないようにする」[バイキング国際イーストボーン]

シフィオンテク、ウィンブルドンジュニアでは優勝も「芝では期待しない」

「バイキング国際イーストボーン」に出場する第4シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク9位)が、大会前の記者会見に出席。芝での活躍について「期待しないようにする」と語った。

今年の全仏オープンでは、シングルスでベスト8、ダブルスで準優勝を果たし、飛躍を遂げた昨年大会に続いて好成績を残したシフィオンテク。だが、芝シーズンに突入し、「最初の練習では、リズムを崩していたし、多くのフレームショットがあった。シーズン中に感じていたような単調さは感じなかったわ。4日前にはうまくいっていたことが、できなくなってイライラしていたの。今は日に日に調子は良くなってきれいな打てるようにはなってきたけど」と、他のサーフェスとは明らかに違うプレーに苦戦しているという。

さらに、「1月以降激しいトーナメントやテニスをしてきたけど、芝の上で3日ほど練習しただけで、こんなに足が痛くなったのは初めて。ここではトップスピンが効かないから(体勢を)低い位置にしてプレーしなければいけない」と、バウンドが低くなることで下半身への負担も大きくなると語った。

2018年にはウィンブルドンジュニアで優勝しているシフィオンテクだが、芝のコートでプレーする機会は少なく、ツアー本戦でまだ勝利を挙げることができていない。

それでも「芝でプレーしていると何もかもが素晴らしくて、休日を過ごしているような気分になるわ」とリラックスできているようで、「自分の好きなテニスができないのは悔しいけど、1ヵ月前にも話したように芝ではあまり期待しないようにするわ。だから、今はただ楽しく、もう少し学んで、トリッキーなバウンドに悩まされないようにしたい」と芝大会での初勝利に向けて戦っていきたいとした。

シフィオンテクは、1回戦で地元イギリスのヘザー・ワトソン(同65位)と対戦する。

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