らんまん第124回・歳月をかけて集めた標本や原稿が失われる

草花をこよなく愛する植物学者が、天真爛漫に世を駆け抜けていく姿を描く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。第124回(9月21日放送)では、震災により、万太郎が長い歳月をかけて集めてきた標本や原稿が無残な姿になってしまう。

百喜(松岡広大)と大喜(木村風太)の無事に安堵し、抱きしめる万太郎(神木隆之介)(C)NHK

主人公・万太郎(神木隆之介)たち一家は、関東大震災で被災するも、ようやく寿恵子が営む店のある渋谷までたどり着く。渋谷一帯は被害が少なく、寿恵子の店「山桃」も倒壊はまぬがれていた。

地震から数日後、虎鉄(濱田龍臣)、百喜(松岡広大)、大喜(木村風太)ら、家族みんなの無事が確認でき、万太郎は安堵する。しかし、長屋の被害は大きく、40年かけて集めてきた標本や原稿は無残な姿となっていた。打ちひしがれる万太郎だが、ふと地面に目をやると、そこにある植物が咲いていて・・・。

本作は、「日本の植物学の父」と謳われる牧野富太郎(まきのとみたろう)の人生をモデルに、愛する植物のために情熱的に突き進む植物学者とその妻の波乱万丈な生涯の物語。放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。

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