米アップル株売却益隠しなど認める 所得税法違反罪に問われた小山の男性 宇都宮地裁で初公判

宇都宮地裁

 米アップル社の株を売却して得た利益を含む所得約6億1143万円を隠し所得税など約9141万円を脱税したとして、所得税法違反の罪に問われた小山市、無職男(59)の初公判が20日、宇都宮地裁(瀧岡俊文(たきおかとしふみ)裁判官)で開かれた。男は起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述などで、男は1993年ごろ、同社の株式約130万円分を購入したと指摘。株式譲渡を証券会社職員に依頼した際、職員から「確定申告する必要がある」と何度か説明を受けていたと主張した。

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