火葬場の残骨灰が大幅減 札幌市、22年度10トンから300キロに 貴金属売却収入1320万円

供養塚近くの地下にある「集じん灰」や「残骨灰」を納めている残骨灰槽=札幌市清田区の市営里塚斎場

 札幌市は昨年度、火葬場で遺族が収骨した後に残る「残骨灰」から、歯の治療などで使われた金などの貴金属を取り除く、新たな処理を試験的に行った結果、10トンから300キロに減量し、1320万円の貴金属などの収入を得た。処理は有害物質の無害化にもつながるといい、本年度からは残骨灰に加えて、火葬炉内で集めた「集じん灰」も無害化している。

© 株式会社北海道新聞社