ジャニJr林と濱田龍臣、舞台共演するも食事に行かない理由

ジャニーズJr.の林一敬と、朝ドラ『らんまん』(NHK)に出演中の濱田龍臣が共演する舞台『呪縛の家』が、9月21日から大阪で上演。20日に林と濱田が会見をおこない、思わぬ共通点などについて語った。

左から、舞台『呪縛の家』に出演する林一敬(ジャニーズJr.)と濱田龍臣 (9月20日・大阪市内)

『呪縛の家』は、日本の推理小説界を代表する名探偵のひとり・神津恭介が、連続殺人事件の謎を解く作品。神津シリーズが舞台化されるのは、意外にも公式では史上初となることもあって林は、「ずっとこの舞台のことが頭にあって、眠れないほどだった」と明かす。

しかし、そこで献身的にアドバイスを送りつづけたのが、神津の友人・松下研三を演じる濱田だったそう。

濱田は、「神津恭介の『天才』の皮が剥がれてしまったら、物語が進まなくなる。彼に神津として自信を持ってもらうためには、とにかく前に進ませるしかないなと思いました」と説明。

しかも、「1日10回ぐらい同じことを言ったりだとか、ダメ出しレベル。ちょっと申し訳ないと思うぐらいでした」と、なかなかのスパルタぶりだったよう。

とはいえ林は、「僕はあまり(ダメ出しで)ヘコまないし(笑)、ここまで言ってくださる方はいなかったので、すごくありがたかったです。ほかの人(が松下役)なら、どうなっちゃったんだろう? と不安に思います」と感謝の念を語り、濱田も「僕もそれを肌で感じていたので、信頼していろいろアドバイスができました」と振りかえった。

まさに神津と松下さながら、良きバディとなった2人だが、稽古開始から現在まで2カ月近く一緒にいるにも関わらず、2人で食事に行ったことはないそう。その理由は、林も濱田も「ぼっち好き」ゆえだと言う。

林が、「基本的に2人とも、ひとりでいるのが好きなんです。(地方公演の)博多のときは、別々の空間でラーメンを食べてました(笑)」と言うと、濱田も「3人以上だといいけど、2人だけというのは小っ恥ずかしくて、得意な空間じゃない。それは(林も)同じだと思う」と、互いの気持ちをわかっているゆえに、サシ飲みが実現できてないことを説明した。

同舞台は、林と濱田以外に、手島麗央(ジャニーズJr.)、岡田達也、内海光司、片岡鶴太郎などが出演。大阪公演は24日まで「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)にて。チケットはS席当日1万円ほか、最新のチケット情報は公式サイトにて。

取材・文・写真/吉永美和子

© 株式会社京阪神エルマガジン社