盛岡魅力発信へイベント ダニエル・カールさん講演

盛岡の魅力を語り「もっと自慢してほしい」と呼びかけるダニエル・カールさん

 世界につながるまち盛岡市民会議(岩山徹会長)は18日、同市中ノ橋通のプラザおでってで市活性化に向けたイベントを開いた。米国出身のタレント、ダニエル・カールさん(63)が講演し、米紙ニューヨーク・タイムズで紹介された同市の魅力に触れた上で「もっと自慢してほしい」と発信の大切さを伝えた。

 市民ら約50人が参加。カールさんは日本、岩手の魅力を語り、盛岡については「自然にあふれ、飲食店が多くにぎわうなどの良さがある。生活の一部になりすぎて魅力に気付けなくなっているのがもったいない」と強調した。

 増加する外国人観光客を受け入れる際に必要なおもてなしの心や、コミュニケーションの取り方も紹介。ニューヨーク・タイムズの「2023年に行くべき52カ所」に選ばれたことで「自分だけの秘密にしておきたかったが、今ではみんなが知っている」と笑いを誘う場面もあった。

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