「息子さんが会社で血を吐いた」医師名乗る男らからうその電話 79歳女性が500万円だまし取られる=浜松市

9月20日、浜松市内の79歳の女性が医師や息子を名乗る男らからのうその電話で、現金500万円を騙し取られる事件がありました。警察は特殊詐欺事件として調べています。

警察によりますと、20日午後1時頃、浜松市に住む無職の女性(79)の家に、医師を名乗る男から「息子さんが会社で血を吐いた。明日検査する」などと電話がありました。その後、息子を名乗る男から「がんかどうかわからないが、ショックで財布を落とした。携帯電話も無くした」、「財布には会社のカードが入っていたが、今日中に納めないと会社を首になる」などと言われました。

女性は浜松市内の金融機関のATMから現金400万円をおろし、自宅に保管していた100万円と合わせて500万円を用意し、20日午後4時頃、自宅を訪れた息子の会社の従業員を名乗る男に用意した現金500万円を手渡し、騙し取られました。

警察では、「お金を用意してほしい、という電話は詐欺。親族を名乗る電話でも安易に信用せず、本人や家族に必ず確認して」などと注意を呼び掛けています。

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