災害の被害を最小限にとどめる「減災」を楽しみながら学ぶ 大学生と小学生などが「減災運動会」

 災害が起きた時に、自分の身を守りお互いが助け合うことで被害を少なくすることを学ぶ運動会が20日、さくら市の小学校で行われました。

 さくら市の熟田小学校で行われたのは「減災運動会」です。地震や豪雨など災害の被害を最小限にとどめる「減災」の考え方を楽しみながら学んでもらおうと、さくら市と協定を結ぶ宮城県の東北福祉大学の学生たちが、2011年の東日本大震災をきっかけに市内の小学校で毎年行っています。

 減災運動会には、5、6年生の児童と地域の人たち合わせて約50人が参加しました。はじめに、狭い避難所でのエコノミー症候群を防ぐための動きが盛り込まれた「さんあい体操」で準備運動をした後、〇×クイズで減災に関する知識を学びました。

 地域の人を車いすに乗せて安全に運ぶリレーでは、途中で消火器を正しく扱うなどの課題をクリアしながらゴールを目指しました。

 最後にレース形式のバケツリレーに取り組み、楽しく体を動かして効率的な消火の方法を学んでいました。

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