若き消防士たちがそれぞれ第一線へ 栃木県消防学校の卒業式

 今年(2023年)の春、栃木県消防学校へ入校し、約半年間の厳しい訓練を積み重ねてきた若き消防職員らが20日、晴れて卒業の日を迎えました。

 卒業を迎えたのは、この春に宇都宮市消防局と県内11の消防本部に採用された男女合わせて70人です。約半年間、初めて出会った仲間と生活を共にし消防士に必要な知識や技術の習得、そして夏の炎天下の火災現場を想定した厳しい訓練などにも耐え、この日を迎えました。

 大嶋修一校長は「多くの経験とさらなる自己研鑽を積み災害や事故が発生したときは、県民の期待に十分応えられる優秀な消防職員に成長することを期待します」とはなむけの言葉を贈りました。

 また、卒業生を代表し総代として第71期のまとめ役を務めた日光市消防本部の高橋伸忠さんが感謝の言葉を述べました。

 20日は、4年ぶりに家族の出席のもと行われ式を終えた卒業生らが親などに駆け寄る姿が見られました。若き消防士たちは、21日から第一線に立ち地域の安全安心を守ります。

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