プロ野球セ・リーグの阪神に続き、オリックスが20日にパ・リーグを制したのを受け、兵庫県と大阪府が、両チームの優勝パレードを神戸、大阪の双方で開催する方向で調整していることが分かった。日程は11月23日を軸に検討しているという。
今シーズンは阪神、オリックスとも2位以下のチームを大きく引き離して優勝。それぞれクライマックスシリーズを突破すれば、日本シリーズは59年ぶりに関西勢の対決となる。
両チームとも兵庫、大阪にファンが多く、双方でのパレードを期待する声が高まっていたこともあり、両府県が実施の可否を探っていた。兵庫は神戸・三宮のフラワーロード周辺、大阪は御堂筋での開催が有力で、それぞれ時間帯をずらして両チームのパレードを行うとみられる。
神戸でのパレードが実現すれば、阪神は2003年以来20年ぶり、オリックスはイチロー選手(当時)らを擁して日本一に輝いた1996年以来27年ぶりとなる。(田中陽一)