「えきそば」は駅で…イメージ破れるか だしの香り漂うキッチンカー、まねき食品が姫路で披露

特別版お城EXPOでお披露目された、まねき食品のキッチンカー=姫路市神屋町(撮影・成 将希)

 まねき食品(兵庫県姫路市)は、和風だしと中華麺を組み合わせた播磨名物「えきそば」を移動販売できるキッチンカーを導入した。今月中旬にアクリエひめじ(同市)であった催しでお披露目され、多くの来場者が昔ながらの味を堪能した。(井上 駿)

 新型コロナウイルス感染症の5類移行後、食のイベントが復活してきたことから同社が採用した。キッチンカーには、麺用と魚介だし用のずんどう鍋を設置。注文から約30秒でえきそばを提供できるという。

 車体の側面には巨大なえきそばの写真を配置した。背面には歌舞伎役者の名前を記す招木(まねぎ)を手がける書家橘右之吉さんが揮毫(きごう)した新しい同社のロゴマークをあしらっている。

 初めて導入した今月16~18日の「特別版お城EXPO(エキスポ)in姫路」では、キッチンカーの周りにだしの香りが漂い、家族連れらが列をつくった。

 担当者は「えきそばの『駅ですする』というイメージを打破し、手軽に味わってもらえるよう県内各地で出店したい」としている。

 まねき食品TEL079.224.0255

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